静かな山・湯・宿。福地温泉
冬になるとついつい思い浮かぶのが、雪の中の露天風呂で熱燗を飲みながらというシーンです。これが中々ありそうでありません。やっと見つけたイメージ通りの旅館です。奥飛騨のもっと奥にある福地温泉の旅館で、団体客はいっさいとらず高品質のサービスが売りです。ひとことで高品質というとそれまでですが、雪の露天風呂があるという事は、冬にここまで来るのは大変だということです。それにもかかわらず、サービスにしても料理にしても高い評価を受けられるように維持していくことはとても難しいことのように思います。私が旅行会社になってからほとんどこの旅館の評価は変わりません。熊本の黒川温泉にしても、不便なところに、こんなに素晴らしい旅館があつまるのはなぜでしょう?日本文化の深さを感じます。